【占術ガイド】夢占いってどんな占い?
Post:2023.08.24
「夢占い」をしたことってありますか?
朝起きた時、妙に印象に残っている「夢」って時々ありますよね。
『この夢には何か大きな意味があるんじゃないか…』
と多くの人が感じた経験があると思います。
でも…「夢占い」ってそもそもどんな占いなんでしょうか?
夢占いってどんな占い?
夢占いはその名の通り、「夢の内容を占うもの」です。
見た夢の内容に特別な象徴や重要なキーワードを見つけて、その時の精神状態や今後の見通し、時には警告を導き出すこともあります。
日本の場合、夢占い自体は江戸時代頃にはすでに存在していたようです。
たとえば、初夢の「一富士二鷹三茄子」もそうですね。
特別な象徴が出てくる夢は縁起が良い「吉夢」と考えられてきました。
ただ、時代と共に脳科学の研究も進み、「夢」のメカニズムも明らかになってきました。
最近の研究では、人は睡眠時に脳の記憶を整理することがわかっています。
生きていくのに必要な記憶を優先して残すために、不要な記憶のデータを整理します。
つまり「夢」は、記憶を整理している途中で断片的に映像として脳内に流れるもの、といえるでしょう。
科学的な面からいえば、「夢」に特別な意味があるとか、未来に起こることを予知するとか、そういった明確な根拠はありません。
ただ、「夢」は自分の記憶が作り出したものということは確かです。
そこには少なからず、その時の心理状態や精神状態が影響していると考えが、現代の「夢占い」のベースになっています。
夢占いの例
では実際に「夢占い」にはどんなものがあるのか見てみましょう。
ここでは、いくつか代表的な「夢占い」の例を挙げていきます。
①自分が死んでしまう夢
一見不吉なように感じるかもしれませんが、これは基本的に「吉夢」です。
夢占いでは「死=再生」と捉える場合が多いので、「今の自分を変えたい」「現状から脱却して新しい自分になりたい」という前向きな気持ちの表れとされています。
②歯が抜け落ちる夢
一般的に歯が抜ける夢は「警告夢」とする場合が多いです。
抜ける歯の位置によっても若干解釈は変わってきますが、現実世界で疲れが溜まっているとか、大きなストレスを感じているとか…もしくは、身内に対して心配事があるとか。そういう時に歯が抜ける夢を見ると言われています。
③トイレの夢
トイレや排泄に関わる夢はとても縁起が良いとされています。
夢見は良くないかもしれませんが、トイレが汚れていればいるほど運気アップ、特に金運や財運が上がっていく吉夢と考えられます。
④火事になる夢
これも一見良くない夢のように思えますが、実は吉夢のケースが多いです。
たとえば、家が燃えているならその家が繁栄することを表したり、通っている学校が燃えているなら、成績が上がることを暗示したりします。
⑤荒れた海で溺れる夢
「海」の状態は自分の感情や精神状態が反映したものとされています。
海が荒れていればいるほど、心に不安や消化しきれないモヤモヤや怒りを抱えている可能性が高いのでリフレッシュが必要です。
また、荒れ狂う海で溺れても泳いで岸まで辿り着ければ「吉夢」に変わります。
夢占いって当たるの?
夢占いは「当たる」こともあれば「外れる」こともあります。
「夢」という不確かなものを扱っているので、的中率はそれほど高くはありません。
たとえば占星術や手相など…本格的な占いとはまた少し違った方向性です。
統計的なデータや科学的根拠があるわけではないので、夢占いはあくまで「楽しむもの」と考えましょう。
夢占いに関していえば、「気の持ちよう」が非常に重要なんです。
良くない夢を見てしまったからといって落ち込んでばかりいると、全く関係のない物事も悪い方向に結びつけてしまい、結果的にチャンスを逃してしまう可能性もあります。
極端にいってしまえば、夢占いでは「悪い結果」はあまり気にしない方が良いです。
良い結果だけを重点的に見てあれこれと想像を膨らませて楽しんだり、友達同士で盛り上がったりするなら、夢占いは非常にバラエティに富んだツールといえるでしょう。
夢占いに「予知」的な意味を求めすぎず、自分の心の状態と現状の「答え合わせ」という意味で活用するなら十分アリだと思いますよ!