【占術ガイド】タロット占いってどんな占い?
Post:2023.08.18
タロット占いは日本人にとっても馴染みやすくポピュラーなもの。
「占い」と聞くと真っ先に「タロット占い」をイメージする人も少なくないはずです。
他の占いに比べてもシンプルな占術方法ですが、
実際はどうなのでしょうか?
そこで今回は、「タロット占い」について詳しく解説します。
タロットってどんな占い?
タロットの歴史
タロット占いの歴史はそれほど古いものではありません。
というのも、もともとは「占い」のためではなく「カードゲーム」としてタロットカードが使用されていたからです。
現存するもっとも古いカードは15世紀にイタリアで作られたもの。
この頃のタロットカードはあくまでもゲームのために使われていたようです。
1970年代〜1980年代にかけてのスピリチュアルムーブメントを経て、タロットカードが現在のように占いのツールとして用いられるようになったと言われています。
タロットカードの基本知識
タロットカードを使って占う方法を総じて「タロット占い」といいます。
カードをシャッフルして無作為に選んだものが、質問に対する「答え」になります。
タロットカードは全78枚。
「大アルカナ」と呼ばれるカードが22枚。
「小アルカナ」と呼ばれるカードが56枚あります。
①大アルカナ
1〜21までの数字が割り振られた21枚のカードと番号のないカード(もしくは0)1枚。
合わせて22枚のカードが「大アルカナ」と呼ばれるもの。
それぞれのカードには基本的な意味が定められています。
また、カードの出る方向(正位置、逆位置)でも意味は異なってきます。
大アルカナは特別大きな意味を持つので、どちらかというと壮大なテーマというか、重要な選択や決断をする時に用いるカードといえるでしょう。
②小アルカナ
小アルカナのカードは全部で56枚あり、「ワンド」「ソード」「カップ」「コイン」という4つのグループに分けられます。
1グループの構成は「1〜10」までの数字が振られた10枚のカードと、「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」という4枚のカード、合わせて14枚。
これを1つのグループとして、4グループ合わせて計56枚というわけです。
小アルカナは大アルカナに比べると、細かい意味を持ちます。
なので、日常的なちょっとした質問や悩みに対する答えを出したい時に使用されることが多いでしょう。
タロットカードの占い方について
「シャッフルしたカードを無作為に選ぶ」とはいえ、実はちゃんと方法があります。
まずはカードのシャッフルの仕方。
全てのカードの山を崩すようにテーブルに広げます。
そのまま左手でカードを時計回りにぐるぐるとシャッフルさせます。
左手は「潜在意識が現れる手」と言われているので、左手だけを使うのがポイント。
そして、シャッフルする時は占いたいことをしっかりイメージします。
シャッフルが終わったら、カードを1つの山にまとめます。
そこからさらに、直感で3つの山に分割し、もう一度1つの山にまとめます。
最後に1つにまとめたカードの山を上下逆さまにぐるっと回転させます。
ここからカードを引いていくことになります。
カードの引き方(スプレッド)の方法は非常に様々な種類がありますが、それは相談内容や占い師の熟練度など色んな条件で決められるでしょう。
タロット占いはどんな相談に向いてる?
占いには大きく以下の4つの種類に分けられます。
「命術」「卜術」「相術」「霊術」
この中で「卜術(ぼくじゅつ)」に分類されるタロット占いには、『その瞬間占うことに意味がある』という概念があります。
特定の情報に基づかず、その時の運やタイミングによって答えが導かれるのが特徴です。
そのため、占星術などとは違いタロット占いでは生年月日や名前などは必要ありません。
(※他の占術と組み合わせて使用されることもあるので例外もあり)
タロット占いは「質問に対する答え」を導くものなので、大体はどんなテーマでも占うことが可能です。
その中でも、人の気持ちなどを占う場合はタロット占いがぴったりです。
『気になる人の気持ちが知りたい』
『あの人にどう思われているのか知りたい』
など、特に恋愛相談に向いている占術方法といえるかもしれません。
占うための必要情報がほとんど必要ない点もポイント。
たとえば、「気になる人ができたけど生年月日がわからない」という場合も、タロットなら占えることが多いんですよ。
タロット占いに向いていない相談は?
大体はどんなテーマでも占えるのがタロット占いです。
ただ、占い師それぞれの倫理観や道徳も大きく関係してきます。
たとえば、「命」に関わるテーマに関しては占わないと決めている方もいますし、賭け事の勝敗に関してはNGにしている方も多いです。
また、持って生まれた才能や人生を通しての使命や運命など。
向こう何年かの運勢や、何か人生を左右する重大なことを決める時期の吉凶判断などにもタロット占いはあまり適していません。
タロット占いの特性上、ずっと先の未来よりも近い未来を占う方が向いています。
現在進行形で発生している問題の解決や、その時々で揺れ動く人の心など。
一瞬一瞬で変化しやすいものについて占うには最適です。
日常のちょっとした悩みから人の気持ちまで…
思い立った時、気軽に相談できるのがタロット占いの魅力なんですよ!
タロット占いは比較的シンプルでわかりやすいので、気になる方はぜひ試してみては?