【占術ガイド】東洋占星術ってどんな占い?
Post:2023.08.17
多くの人が「占い」と聞いて真っ先に思い浮かぶもの…
おそらくそれは「占星術」ではないでしょうか?
実は「占星術」は占いの中で最も歴史が古くポピュラーなもの。
今回はその中でも「東洋占星術」に焦点を当てて紹介していきましょう。
東洋占星術ってどんな占い?
東洋占星術とは
占星術の歴史はかなり古く、起源を遡ると古代バビロニアで行われていた大規模な天体観測がその発祥と言われています。
それがヨーロッパやインド、中国に伝わり各地で「西洋占星術」「東洋占星術」に進化・派生していったようです。
もともとは「星座を見る」のではなく、「星の動きそのものを観察する」ことで農作物の種まき、収穫の時期、自然災害、疫病、治世などを予測していました。
自然の周期、惑星の動きに着目した占星術と、東洋で生まれた暦や干支などが結びついて生まれた占術。それらの総称が「東洋占星術」なのです。
西洋占星術と東洋占星術の違い
「西洋占星術」と「東洋占星術」も元を辿れば起源は同じ「占星術」です。
ただ、その土地の文化や風習、信仰や時代背景によってそれぞれ別の進化を遂げました。
その人が生まれた日、生まれた時間の星の配置を図式化した「ホロスコープ」を解読するものが西洋占星術と呼ばれるもの。
そして、東洋占星術も出生の瞬間と星の配置の関係を読み解いていく点では同じです。
大きく異なるのは、東洋占星術の場合はそこに「暦」や「陰」と「陽」の概念、「木」「火」「土」「金」「水」という五行の要素が絡んできたりする点。
占星術に東洋独自の概念、解釈が含まれているので、その点でいえば西洋占星術よりも複雑で種類も多様だといえるかもしれません。
何か大事なことを決める時、人生の節目となる大きなイベントの時、暦をみて「吉日」を決めることができるのも東洋占星術の特徴です。
また、西洋占星術に比べると東洋占星術は「吉凶」がはっきり出るとされています。
東洋占星術にはどんな種類があるの?
占星術に東洋独自の文化や概念が加わって進化した占術。
それらをまとめて「東洋占星術」と呼ぶので、一口に「東洋占星術」といっても非常に沢山の占術方法に細分化されています。
その中の占術をいくつか紹介しましょう。
四柱推命(しちゅうすいめい)
中国発祥で東洋占星術の代表的な占術方法です。「東洋占星術の帝王」と言われるほどの知名度と信頼性の高さを誇ります。日本でも有名な占いの一つでしょう。
生年月日や出生時刻を「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」という四つの柱に見立て、その人が持つ宿命や性質、バイオリズムを割り出します。
紫微斗数(しびとすう)
日本ではあまり有名ではないかもしれませんが、東洋占星術の本場、中国や台湾では四柱推命と同じくらい有名で人気の高い占術方法。
生年月日や出生時刻、出生地を元に「命盤」と呼ばれるカルテを作成し、読み解いていきます。精度はかなり高いと言われていますが、占うためには特に出生時刻が必須。
九星気学(きゅうせいきがく)
一般的にあまり知名度は高くないですが、実は日本の東洋占星術です。
九星気学は占星術に古来中国の思想を取り入れ、日本の「気学」を組み合わせて進化した占術の一つ。
生まれ年によって分類される「九つの星」から運勢、吉凶方位、相性などを占います。
このように「東洋占星術」は様々な種類があり、さらにその中でも流派によって解釈にも幅があるのが特徴です。
人々の暮らしに密接に関わってきた「占星術」から進化を遂げた「東洋占星術」は、古くから研究に研究を重ねて確立されたもの。
端的に言うと、東洋占星術は「生まれ持った霊感」などはあまり関係ありません。
熱心に勉強すれば身につけることも可能な学問的な面が大きいです。
だからこそ、現代でも絶大な信頼を集めているのかもしれませんね。
東洋占星術は経験と知識が重要です。
電話占いでも「東洋占星術」を得意とする先生がいるので、もし興味があるなら一度相談してみてはいかがでしょうか?