【占術ガイド】風水ってどんな占い?
Post:2023.08.24
「風水」という言葉自体はよく聞きますよね。
『金運アップのためにトイレを綺麗にする』
『恋愛運アップにはピンクのお花を飾る』
などなど…風水をベースにした「おまじない」は割と身近なもの。
そこで今回は「風水」について紹介していきたいと思います。
風水ってなに?
風水は古代中国の思想で、今から約4000年前に生まれた環境学でもあります。
「気」の力を利用して衣食住など身の回りすべての「運」を切り開いていく。
または、「気」というエネルギーのバランスを取ることで運気をよりアップさせるために生まれた方法が「風水」なのです。
都はどこに置くのが良いか?
住居はどの方角に建てるのが良いか?
治水はどこから工事するのが良いか?
お墓はどのように設ければ良いか?
などなど、風水は個人の生活から国家レベルの取り組みにまで幅広く浸透していました。
「陰陽五行説」がベースになっているので、極めて自然の原理に基づいたもの。
単なるゲン担ぎというわけでなく、自然の理によってモノの性質や相性、方角や色が持つ意味や力を考慮して、身につけるものや行動を考えていくのが「風水」です。
風水の基本概念
風水の基本概念は「陰陽五行説」に基づいています。
●この世のすべては「火」「土」「金」「水」「木」という5つの要素から成る
●この世のすべてには「陰」と「陽」2つの面がある
つまり…あらゆるものは「火」「土」「金」「水」「木」のいずれかの属性を持っていて、「陰」と「陽」2つのエネルギーが均衡を保つことで成り立っている、ということ。
この考えが風水の基本ベースになっています。
「陰陽五行説」に基づいた風水で重要なのは「相性」と「相克」の関係。
「相性(そうしょう)」とは、「火→土→金→水→木」という並びで「隣のものを助ける・作り上げる」という関係性を表します。
もっと具体的にいえば、「火」が燃えることで「土」を生み出し、「土(大地)」から「金」が生まれ、「金(金属)」が冷えると「水(水滴)」が生まれ、「水」は「木(植物)」を育て、「木」が燃えると「火」が生じる…という連鎖のこと。
これに対して、「相克(そうこく)」は「火・土・金・水・木」という並びで「1つ飛ばしで足を引っ張る」という関係性を表します。
具体的には「火」は「金(金属)」を溶かしてしまい、「土」は「水」を吸収してしまい、「金(金属)」は「木」を切り倒してしまい、「水」は「火」を消してしまい、「木」は「土(養分)」を吸収してしまう…という関係です。
風水においては、お互いに良い影響を与え合う「相性」の関係になるのが良いとされていて、お互いの良さを打ち消し合い、反発する「相克」の関係は避けた方が良いという考え方なのです。
ちなみに、風水で重要視される「方角」や「色」もそれぞれ「陰陽」と「五行」を当てはめて判断することができます。
風水って本当に効果があるの?
ここで気になるのは「本当に効果はあるの?」ってことですよね。
結論からいうと…ズバリ「効果あり」だと思います。
風水は未来を予言したり、人の気持ちを読み解いたりするものではありません。
占いの種別的には「相術(そうじゅつ)」に分類されますが、風水はあくまでも「今の状況を知り、より良い運気を取り込むための生活術」のようなもの。
運気をアップさせるために風水を使って様々な行動をしていきます。
ただ単に「待っている」だけではないのが、風水の大きな特徴なんです。
良い気の流れが入ってくるように、実際に自分の環境を整えることができます。
つまり、風水は「実践あるのみ」といって良いでしょう。
風水を使って実際に行動すれば、多くの場合はしっかりと結果もついてきます。
まとめ
いかがでしたか?
改めて「風水」について見てみると…他の占いとはちょっと毛色が違いますよね。
風水の専門家の中には「風水は占いではない」という考えの方もいるくらいです。