【占術】姓名判断ってどんな占い?
Post:2023.08.18
姓名判断ってどんな占いかご存知ですか?
生まれてくる赤ちゃんの名前を決める時に「画数」を気にする風習がありますよね。
また、たびたび「験(ゲン)のいい名前」に改名する芸能人もいます。
これらはすべて「姓名判断」の概念に基づいたもの。
そこで、姓名判断とは具体的にどんなものなのかご紹介します。
姓名判断ってどんな占い?
姓名判断とは「姓名」を構成する文字の画数、発音などを元にその人の運勢や宿命、性格などを見る占術方法です。
『生まれてすぐに与えられる「名前」には特別な意味が宿る』
という考えがベースになって生まれたもの。
姓名判断の起源を辿れば、古代中国の「五行説」「陰陽説」に辿り着きますが、日本における姓名判断の歴史は比較的新しいです。
身分制度が廃止され、庶民も「姓」を持つようになった明治以降から、徐々に「姓名判断」という考え方が広まっていったと言われています。
日本の姓名判断のルーツは熊崎健翁による「熊崎式」と位置づけられることが多いですが、現状として日本の姓名判断には数多くの流派が存在しています。
たとえば「氵(さんずい)」の画数はそのまま捉えると「三画」です。
しかし、「氵」は「水」を表すものだから「四画」と定義する場合もあります。
このように、流派によって画数の捉え方、意味や結果も異なるのが特徴でしょう。
姓名判断の基本「5つの格」
【天格】
『天格』は「姓」の画数の合計を表します。
祖先から代々受け継いできた運勢、家に関する事柄を見る時に使用することが多いです。
それぞれの家系、家風、伝統、それを守る力が『天格』に現れるとされています。
また、『天格』の影響は年を経るほど強くなっていくのが特徴。
その家に生まれた運命、受け継がれた運勢、適職などを知ることができます。
【人格】
『人格』は「姓」の末尾の一文字と、「名」の最初の一文字の合計画数です。
これは意思や性格、行動力や感受性など、その人自身の本質を表すもの。
「姓名」の中心に位置する二文字は、まさにその人の「中心」となる部分だからです。
『人格』が良いと、前向きで明るい性格だったり物事がうまくいきやすかったり。
逆に『人格』が悪いと、幼い頃から病弱だったり挫折が多かったり。
特に人生における中年期の運勢に深く関わってきますが、一生を通して何らかの形で常に影響するのが、この『人格』と言われています。
【地格】
『地格』は「名」の画数の合計で決まります。
これは「初運」…つまり、幼年期や青年期など比較的若い頃の運勢を表します。
生まれてすぐに与えられる「名前」なので、幼い頃の健康面や成長環境の良し悪しを知るには重要なもの。
主に生まれてから35歳くらいまでの運勢に影響すると言われていますが、それ以降も無関係というわけではありません。
青年期を過ぎた後も、親子関係には影響力があるとされています。
【外格】
『外格』は「姓」と「名」の総画数から『人格』を差し引いたもの。
『人格』がその人の「内面的な部分」を表すとするなら、『外格』は「外面的な部分」を表します。
文字通り「外から見た印象」が現れるので、特に人間関係や社会的繋がりに影響するのが大きな特徴といえるでしょう。
『外格』が良いと、人に好かれたり、周囲の援助があったり、人望があったりします。
逆に『外格』が悪いと、あまり良い印象を持たれなかったり、とっつきにくいと思われたり、人間関係で苦労することが多いとされています。
家庭、職場、恋愛…すべてにおいて「人間関係」は重要なので、その分『外格』が及ぼす影響も大きいでしょう。
【総格】
『総格』は「姓」と「名」合わせた全画数の合計です。
いわゆる「総合運」で、その人の一生を通しての運勢を占う時に使用します。
その人の性格、健康面、適職などを幅広く見ることができます。
『総格』は、その人に訪れる「転機」「変革」の時期を見れるのも特徴。
たとえば、転職、結婚、出世や昇進など人生における大きなイベントが起こる年。
体の不調や病気、離婚や身内との離別など、注意すべき試練が起こりうる年などが表れる場合もあります。
生まれ持った資質、運命などを元に、この先の人生がどうなっていくかを総合的に判断する上で『総格』は重要な役割を果たします。
まとめ
「姓名」は自分を表す大切なアイデンティティーです。
そこに「特別な意味」が込められているなんて、なんだかワクワクしませんか?
名前さえあれば誰でも占ってもらえるので、占い初心者の方でもチャレンジしやすいと思います。
ネット上の簡易的な診断メーカーを試してみるのも良いですし、もっと専門的に占ってもらいたいならきちんとした占い師さんにお願いするのも良いでしょう。
電話占いには「姓名判断」が得意な先生も沢山いるので、気軽に相談してみてください。